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Yutaniのブログ

ライター&MC・Yutaniのブログ/話題:映画・アニメ・日本語ラップなど/TENTONTOで記事執筆中

【イベントレポート】山田尚子監督&洲崎綾さんトークイベント@新宿ピカデリー(『たまこまーけっと』セレクション上映にて)

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9月8日(金)、新宿ピカデリーでの5夜連続イベント、映画「聲の形」公開記念・京都アニメーション特集上映の一夜として、「アニメ『たまこまーけっと』・山田尚子監督セレクション」が開催されました。

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新宿ピカデリー1番シアターの大画面で見る「まーけっと」本編はもちろん、監督の山田尚子さん、主人公・北白川たまこ役の洲崎綾さんが登壇する舞台挨拶も今回のイベントのみどころでした。

改めて「まーけっと」を鑑賞した感想は別稿へ譲ることとし、今回はお二人の「たまこ」愛溢れる舞台挨拶の個人的みどころレポートをお届けします。*1

今回会場となったのは、新宿ピカデリーの1番シアター。ピカデリーの中で最大のスペースで、2014年10月の「たまこラブストーリー」上映イベントでも使われた場所です。

20:00、司会の向井さん(松竹)のアナウンスでイベントスタート。洲崎さん、山田監督のお二人が登壇します。洲崎さんはたまこと同じヘアスタイル&おもちヘアアクセで登場。ヘアアクセは「Amazonで買いました」とのこと。

山「久々に会えて感無量です。P'sLIVE!以来かな?あの時、洲崎さん泣いてましたよね?(『こいのうた』の)2番の『こまっちまう』のとことか怪しかったですよ!」

洲「また泣かせるつもりですか!」

山「洲崎さん、髪も伸びましたね。都会の色に染まったんですか?」

洲「やめてください!(笑)」

山「話したいことたくさん。時間が押したら、(今回上映予定の)#12はカットで(笑)

洲「あとは各自でなんとかしてもらえれば。ブルーレイとか見て!(笑)」

お二人の挨拶で盛り上がり、和やかな雰囲気になった会場。そのテンションを保ったまま、3人のトークが続きます。

洲「久しぶりだけど、出町柳には度々遊びに行ったりしてます」

洲「最近(『たまこ』キャスト)だと田丸氏(田丸篤志さん)に会いました。なんか、お立ち台で踊ってましたよ(笑)*2

山「田丸さんってそういう人だったんですね…見抜けなかった」

洲「今日のために『まーけっと』を見直してたんですけど、訳も分からず涙が出てきちゃって。あと、『もち蔵=田丸氏』っていうのを忘れて見てる自分に気がつきました」

田丸さんの他にも、「最近じゅり(長妻樹里さん)が家に遊びに」来るなど、キャスト同士で頻繁に会うという洲崎さん。長妻さんは、洲崎さんの飼い猫のスコッティを愛でて帰って行ったとのことでした。

今回のイベントで上映された話数は、山田監督自身によるセレクション。#1, #2, #9, #11, #12の5話分です。トークは、この話数をチョイスした理由についての話題に。

山「最初は#1, #2, #5, #9の4話で考えてたんですけど。5話分流させてもらえるということだったので、今回のチョイスにしてみました」

洲「#3がないんですよ!あと、#5, #10も欲しかったです」

洲「今回のチョイスは、『Everybody loves somebody』チョイスなんだな、って」

劇場版「たまこラブストーリー」は、TV版「まーけっと」からのファンだけでなく、広く支持を集めた作品でしたが、洲崎さんのコメントの通り、今回の上映は、「まーけっと」のキャッチフレーズ『Everybody loves somebody』をテーマに、独特の雰囲気や魅力を切り出したものだった印象です。

ここで、洲崎さんの一声で、劇中に登場する「うさぎ山商店街」のキャッチフレーズ「うさぎぴょこぴょこ、うさぎ山!今日も元気な、商店街!」のコールアンドレスポンスをやってみることに。洲崎さんの掛け声に、大きな声で返すお客さん。会場が一体になった瞬間でした。この後の話題は、「たまこ」のキャストオーディションなどの打ち明け話に。

洲「『たまこ』関係の資料をファイルにまとめてるんですけど、それを読んでたら、『デラ(劇中に登場する鳥)=ディナーショーの美川憲一さん』って(笑)」

山「デラちゃん、足をクロスさせてますよね。その感じなんでしょうね」

洲「当時、ペットボトルをマイクに見立てて練習してました。あんまり意味なかったけど」

洲「山田監督の第一印象、美人だなぁと思いました」

山「初対面がオーディションだったんですけど。第一印象は、ショートヘアだなぁって。この人がたまこだったらいいな、って思いました

洲「オーディションで、(童謡の)チューリップを下手くそに歌う、っていうのがあったんですよ」

山「洲崎さんのその歌が、ホントに『下手』で(笑)。下手でアホっぽくて、大らかな感じだったんですよ」

向「洲崎さんが本当に歌が下手みたいな言い方ですね(笑)」

山「そうじゃなくて!大らかで、『世界が幸せです!』って感じですごく良かったんですよ」

洲「オーディションに受かったとき、忘れもしないんですけど、渋谷のサイゼリアでマネージャーさんから『たまこ受かったよ!』って知らされて。号泣しました。注文取りに来た店員さんが困ってました(笑)」

山「女の子を泣かせるなんて。悪い男の人だな(笑)」

洲「受かってから、(たまこの)役作りのために、電車の特急に乗るのを止めたんです。各停しか乗らない(笑)!そのために、早く家を出ることになったりして」

ここで向井さんから、劇場版「たまこラブストーリー」の地上波初放映が決定とのアナウンス。意外な、そして放映1週間前という直前のタイミングでの告知に、会場ではどよめきと拍手が起こりました。

盛り上がりが最高潮となった会場でしたが、ここで向井さんから、トークタイム終了のアナウンスが…。

山「まだ話したい!OPだけでもカットしましょうよ!」

向「それでも3、4分しか伸びませんね(笑)」

洲「カットしたら、ストッキング小学生*3が見れなくなっちゃいますよ(笑)」

濃くて楽しく、あっという間の30分間でした。

22:30。2時間に渡る本編上映終了後には、サプライズが。なんと、洲崎さんが上階の観覧席に登場し、「ありがとうございました!バイバイ!」と、お客さんへ笑顔で手を振ってくれたのです。イベントが終わり、退去しようとしていたお客さんはすっかり不意を突かれた様子でしたが、一瞬の静寂のあとに、拍手と歓声。今回、スタッフ・キャスト専用の観覧席で上映を観られていたであろう洲崎さん。演者とお客さんの距離が縮まり、「2時間、いっしょに『たまこまーけっと』を見た『ファン』」として繋がった、不思議な瞬間でした。

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京都アニメーション制作・山田監督の最新映画「聲の形」は来週9月17日(土)から松竹系で全国ロードショー。今回の会場となった新宿ピカデリーのエントランスでは、キャラクターパネル、スタッフによる書き下ろしイラストや設定画などの展示が行われています。ぜひ、来週末は映画館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

*1:本稿は、イベント中に取った手書きメモを元に執筆しました。内容を完璧に網羅するものではないことをご容赦ください…!本文、一部敬称略です。

*2:洲崎さん出演・文化放送 超!A&G+のラジオ番組『洲崎西』のイベント(この4日前の9月4日(日)に開催)での一幕のようです。

*3:今回上映される話数の見どころを聞かれた山田監督。「オープニングに、ストッキングをめっちゃ選んでる小学生のカットがあって。ぜひそこに注目して見てください」とのことでした。